
はじめに
前回の記事でRailsを使う環境が構築できたかと思います。
そこで今回と次の回に分けて、Railsの使い方を学ぶために「Hello World」という文字を表示させる簡単なアプリケーションを作成してみましょう!
実際に自分で手を動かし、アプリケーションを作っていくことでプログラミングを楽しむ体験ができるのでぜひ試してみてください。
railsプロジェクトを作成してサーバーを立ち上げるところまで
まずは今回作るアプリ用のディレクトリを作成しましょう。
ターミナルを開き、ディレクトリを作成したい場所に移動します。
$ cd # ホームディレクトリに移動する
$ mkdir practice # 'rails_practice' ディレクトリを作成する
$ cd rails_practice/ # 'rails_practice' ディレクトリに移動する
上記で使用した”cd”や”mkdir”などはUNIXコマンドと言ってターミナルで使用できるコマンドです。
よく使われるコマンド
説明 | コマンド | コマンド例 |
ディレクトリの中身を表示 | $ ls |
$ ls -l ※”-l”はリスト表示させるためのオプション |
ディレクトリの作成 | $ mkdir <ディレクトリ名> |
$ mkdir sample_app |
ディレクトリの移動 | $ cd <ディレクトリ名> |
$ cd sample_app |
1つ上のディレクトリに移動 | $ cd .../ |
|
ホームディレクトリに移動 | $ cd ~ もしくは $ cd |
では今回作るアプリの名前を「sample_app」とし、railsプロジェクトを立ち上げていきましょう。先ほど移動したrails_practiceディレクトリで$ rails new コマンドをうち新しいrailsプロジェクトを立ち上げます。
$ rails new sample_app
以下の画像は作成されたsample_appをエディタ(VSCodeを使用しています)で開いた時の状態です。
見て分かるかと思いますが、rails newコマンドを実行することにより大量のディレクトリとファイルが作成されます。railsのようなフレームワークではこのようにディレクトリとファイルが標準化されています。
メリット:
・他の人が作成したプロジェクトでも構造を理解しやすい
・ファイルの場所や役割がわかりやすい
現在、rails_practiceディレクトリにいるので、今作成したsample_appディレクトリに移動した後、アプリケーションを実際に立ち上げてみましょう。
$ cd sample_app
sample_appディレクトリに移動
$ rails server
現在いるディレクトリのアプリケーションを立ち上げる。(サーバーを立ち上げる)
ターミナルは以下のようになります。
$ rails server
=> Booting Puma
=> Rails application starting on http://localhost:3000
=> Run `rails server -h` for more startup options
=> Ctrl-C to shutdown server
※$ rails server は別のターミナルで開くことをお勧めします。
別にしておかないと、サーバーを立ち上げたまま他のコマンドが入力できないので分けておきましょう。サーバーを止めたい時は「Ctrl + C」で止めることができます。
サーバー起動が終わったらブラウザからアプリケーションが立ち上がったか確認しましょう。今回ローカルサーバー(自分のPC内のみで使用可能)を使っているので、下記URLにアクセスして確認をします。
http://localhost:3000
次の画面が立ち上がればrailsアプリケーションの立ち上げが完了です!
今回はここまで
今回はrailsプロジェクトを作成して、ローカルサーバーで画面を立ち上げるところまで行いました。
うまくいきましたでしょうか。
おそらくどこかで分からない箇所につまづいて最後までスムーズに辿りつかなかったかもしれません。ですが、そこで分からない箇所を調べてうまく動かせたのならまた1つ知識がついて学習が楽しくなってくるかもしれません!
この記事の目的はrailsというフレームワークを使って自分でアプリケーションを作り上げる楽しさを実感することなので、ぜひ次回もお付き合いいただけたらと思います。
また分からない箇所や、修正箇所がありましたらご指摘いただければと思います。
次回はWebページに「Hello World」を表示させるところまでやっていきます!
お楽しみに!
それではまた。
記事作成 : A・M